現役のWebデザイナーやこれからWebデザイナーを目指す人は、どれくらいの給料がもらえるのか気になると思います。
今回は、Webデザイナーの年収についてや年収を上げる方法を紹介します。
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Webデザイナーの年収
Webデザイナーの年収は、様々な転職サイトで公開されています。
マイナビ転職の調査
マイナビ転職の調査によりますと、Webデザイナーの年収は466万円とのことです。
ただし、調査の対象になっているのは実際のWebデザイナーの年収ではなく、求人に掲載されているモデル年収とのことです。
モデル年収では低い金額を掲載するのは避けるかと思いますので、実態よりも高くなっている可能性はあります。
引用元:【全316職種】職種別モデル年収平均ランキング2017(1~50位) | マイナビ転職
転職サイトDODA
転職サイトのDODAの調査結果では、360万円という結果になっています。
男女別では、男性の年収は355万円、女性では279万円となっています。
年代別では、20代が275万円、30代が323万円、40代が362万円となっています。
こちらは転職サイトに登録している求職者のデータですので、ある程度信頼できる数字ではないでしょうか。
引用元:平均年収ランキング2017(153職種の平均年収/生涯賃金) |転職ならDODA(デューダ)
デザイナー全体の年収
政府の統計も載せたかったのですが、Webデザイナーという項目がなく、デザイナー全体の統計しかありませんでした。
せっかくですので、デザイナー全体の平均年収も掲載しておきます。
決まって支給する現金給与額31.83万×12ヵ月 = 381.96万円
年間賞与その他特別給与額が57.7万円
381.96万円 + 57.7万円 = 439.46万円
引用元:賃金構造基本統計調査 平成29年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定) 一般労働者 職種 | ファイルから探す | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
年収を上げる方法
転職活動をしてみる
転職活動をしてみると、自分が思っていた以上に高い年収で転職に成功する場合もあるようです。
Webデザイナーは経験が浅いとかなり低い月収でスタートします。同じ会社にいるとそこから給料はあげにくいです。
一方、経験豊富なWebデザイナーなら高い給与を払っても良いという会社も存在します。
経験が浅い・未経験の時点で入社した会社に居続けているという人は、転職することで給料が一気に上がる可能性があるので、試してみても良いでしょう。
客観的に自分の市場価値を知るというのは、年収アップには大切です。
フリーランスになる
会社勤めのままで、一気に年収を上げるのは中々難しいものです。
フリーランスになれば、年収を大きく伸ばせる可能性があります。
フリーランスの収入はピンキリで、1000万円以上稼ぐ人もいれば、生活ギリギリの報酬しか得られない人もいます。
代理店経由やクラウドソーシングの案件では限界があるので、企業と直接取り引きする必要はあるでしょう。
Webディレクターになる
一般的にWebデザイナーよりもWebディレクターの方が年収が高くなります。
Webディレクターになるには、コミュニケーション能力やマネジメント力、Webに関する幅広い知識が必要だからです。
Webサービスを作る
Webデザインのスキルだけでは無理ですが、プログラミングやUIデザインを学んでWebサービスを作るという方法もあります。
一発狙いという側面があるので、比較的リスクは高いです。
起業する
自分一人だけで高収入を得るのが難しいという人は、チームを組んで起業してみてはいかがでしょうか。
プログラマーやマーケターと一緒に、新しいサービスを展開してみるのも良いでしょう。
リスクは高いですが、それぞれの専門知識を持ち寄ることで1人では不可能な事業を展開することができるでしょう。
副業をする
Webデザイナーは副業と相性が良いです。
サイト制作やブログカスタマイズのサービス、自分で運営するアフィリエイトサイトなど、すぐに始められる仕事は色々あります。
海外に行く
これもリスクは高いですが、海外に行くというのも一つの手です。
今日本の物価はほとんど上がっていない一方、多くの国では物価が上がっています。
日本に比べて高収入を得やすい国も多いでしょう。
英語スキルとWebデザインの経験の両方が得られるのも、海外で働く魅力です。
ただ、スキルが高くても言語の壁があるので仕事を見つるのはとても難しいと思います。
年収を上げるために、伸ばすべきスキル
誰でもすぐに年収アップできる訳ではなく、日頃からの努力は絶対に必要です。
ここでは、年収アップするために必要なスキルを紹介します。
幅広いスキルを身につける
これは私自身の経験なのですが、幅広いスキル・知識を身につけておくと、収入アップの可能性は格段に上がります。
例えば、SEOの知識です。
サイトを上位に表示させるノウハウがあれば、自分でサイトを運営して収入を得ることができます。
また、PHPやWordPressの知識があれば、高単価なWordPressサイトの構築や、複雑なプラグイン制作の依頼を受けることができます。
コミュニケーション能力
クリエイティブな仕事でも、コミュニケーション能力は強い武器になります。
仕事を取る、円滑に業務を進める、部下の指導をする、価格交渉をする、様々な場面でコミュニケーションは発生します。
コミュニケーション能力を伸ばすのは一筋縄ではいきませんが、ある程度は努力で向上させる事ができます。
人脈を広げる
コミュニケーション能力に繋がるのですが、人脈を広げるのは収入を上げるために大切なことです。
特にフリーランスで独立したら、知人から仕事をもらうこともあるでしょう。
独立の準備として、色んな人に会っておくことをおすすめします。
私自身、Webデザイナーになってから多くの知り合いができて、そこから仕事をもらうことも多々あります。
ここだけの話
Webに関する仕事を依頼する人の多くは、技術的なことに詳しくはありません。
詳しくないということは、その仕事で生じる作業量を把握できずブラックボックス化します。
ですので、わざわざ低い単価で仕事を受ける必要はないのです。
フリーランスなどでクライアントと直接やり取りする場合、価格交渉は高めで設定しておくのが良いでしょう。
まとめ
正直Webデザイナーの年収はそこまで高くありません。それは様々な転職サイトの調査結果にも表れています。
しかし、転職サイトが調査の対象にしているのは企業で働くWebデザイナーについてであり、独立したWebデザイナーは含まれていません。
より高い収入を得るには、企業でスキルを伸ばし経験を積んだ後独立するのが良いでしょう。
フリーランスでギリギリの生活になってしまうリスクはありますが、高い年収を得るにはリスクは付き物です。
全ての人が独立に向いている訳ではありませんが、デザインスキルやコミュニケーション能力に自身がある人は、独立を視野に入れても良いと思います。
私自身、現在は会社員として企業に所属していますが、副業の収入が多いためいつでも独立できる状態にはなっています。
フリーランスになったら、このブログで報告しようと思います。
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